10月の値上げ3000品目超!「節約疲れ」でも諦めない!FPが教える賢い家計防衛術と「値下げ」活用の極意【Nスタ解説から考える】
こんにちは、ファイナンシャルプランナーです。
最近、買い物をするたびに「また値上がりしたな…」と感じることはありませんか? それもそのはず、私たちの家計に大きな影響を与えるニュースが報じられました。10月には実に3000品目超もの商品が値上げされたというのです。
物価高が続く中で、多くの人が「節約しなきゃ」と思いながらも、なかなか効果が出ない、あるいは節約すること自体に疲れてしまう「節約疲れ」を感じているのではないでしょうか。実際、ある調査では「節約疲れ」を感じている人が6割超にも上るという結果が出ています。
しかし、そんな厳しい状況だからこそ、私たちは賢く、そして前向きに家計を守る術を身につける必要があります。今回は、この「節約疲れ」の時代に、私たち消費者ができる具体的な家計防衛策と、企業側が仕掛ける「あえての値下げ」サービスをどう活用すべきかについて、ファイナンシャルプランナーの視点から解説していきます。
物価高の現状と「節約疲れ」を乗り越える家計防衛策
毎日の生活費がじわじわと上がり続ける中で、「これ以上どう節約すればいいの?」と途方に暮れてしまう気持ちはよく分かります。しかし、諦める必要はありません。まずは、家計全体を俯瞰し、無駄を徹底的に見つけることから始めましょう。
ステップ1:家計の「固定費」を見直そう
日々の節約努力も大切ですが、最も効果が大きいのは、毎月定額で支払っている「固定費」の見直しです。一度見直せば、その効果は継続的に家計にプラスをもたらします。
- 通信費:スマートフォンのキャリアを格安SIMに乗り換えたり、契約プランを見直したりするだけで、月数千円の削減につながることがあります。家族割やセット割などもチェックしましょう。
- 保険料:加入している保険の保障内容が、今のライフステージに合っているか確認しましょう。不要な特約を外したり、掛け捨てタイプに切り替えたりすることで、保険料を抑えられる可能性があります。
- サブスクリプションサービス:「なんとなく契約している」動画配信サービスや音楽サービス、フィットネスジムなどはありませんか? 本当に利用しているものだけを残し、使っていないものは解約する勇気を持ちましょう。
ステップ2:日々の「変動費」を賢くコントロールする
次に、毎月変動する食費や光熱費などの「変動費」です。こちらは少し意識を変えるだけで、効果が見込めます。
- 食費:「まとめ買い」や「作り置き」で無駄をなくし、特売品を上手に活用しましょう。フードロスを減らすことも、結果的に節約につながります。また、外食やコンビニ利用を減らし、自炊を増やすだけでも大きな差が出ます。
- 光熱費:エアコンの設定温度を適正に保つ、使わない電気はこまめに消す、節水シャワーヘッドを使うなど、小さな心がけが積み重なれば大きな節約になります。省エネ家電への買い替えも検討する価値があります。
ステップ3:使える制度やサービスは積極的に活用する
国や自治体、企業が提供するサービスの中には、私たちの家計を助けてくれるものがたくさんあります。
- ふるさと納税:実質2,000円の負担で、地域の特産品がもらえるお得な制度です。住民税の控除も受けられるので、ぜひ活用しましょう。
- キャッシュレス決済のポイント還元:クレジットカードや電子マネー、QRコード決済には、使った金額に応じたポイント還元があります。還元率の高い決済方法を選び、ポイントを賢く貯めて利用しましょう。
- NISAなどの資産形成:直接的な節約ではありませんが、将来のための資産形成も家計を守る重要な手段です。非課税制度を活用して、少額からでも投資を始めてみましょう。
「あえての値下げ」サービスを賢く活用する
物価高が叫ばれる一方で、企業の中には消費者の「節約疲れ」に寄り添い、「あえての値下げ」サービスで勝負に出るところも出てきています。これは私たち消費者にとって大きなチャンスです。
- 情報収集を怠らない:スーパーのチラシ、ドラッグストアのアプリ、企業のSNSなど、様々な媒体で「値下げ」や「増量」「ポイントアップ」などのキャンペーン情報が発信されています。アンテナを高く張り、お得な情報を見逃さないようにしましょう。
- 比較検討の習慣をつける:同じ商品でも、お店によって価格が異なることはよくあります。購入前に少しだけ立ち止まって、他のお店やオンラインストアの価格と比較する習慣をつけましょう。
- ロイヤルティプログラムを活用する:よく利用するお店の会員制度やポイントカードは、積極的に活用しましょう。優待価格や限定クーポンなど、お得なメリットを受けられることがあります。
まとめ:賢い消費で、物価高時代を乗り越えよう
10月の値上げ3000品目超という厳しい現実と、「節約疲れ」が6割超というデータは、私たちの家計が直面する課題の大きさを物語っています。
しかし、闇雲に我慢するだけの節約では、長続きしません。今回ご紹介したように、固定費の見直しから始め、変動費を賢くコントロールし、利用できる制度や「あえての値下げ」サービスを最大限に活用することが、物価高時代を乗り切るための鍵となります。
一つ一つの行動は小さくても、積み重ねることで必ず大きな力になります。ファイナンシャルプランナーとして、皆さんが「これなら私にもできる!」と感じ、実践することで、心豊かな生活を送れるよう応援しています。
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